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[Mac]便利なopenコマンドをご紹介
Mac固有のopenというコマンドをご存知でしょうか? このコマンドは汎用性が高く便利なコマンドですのでご紹介します。 フォルダ、ファイルを開く まずはフォルダについて、cdコマンドでフォルダを移動して作業している中で、「このフォルダをFinderで表示したい」という時があります。せっかくターミナルでその作業フォルダに居るのにFinderを開いてフォルダを掘り下げていくのは二度手間です。そんなとき、openコマンドが役に立ちます。 以下のように作業フォルダ、もしくはフォルダのパスを指定してopenコマンドを実行するとFinderで開くことができます。 さらにopen対象をファイルにすれば適切なアプリケーションでファイルを開くことができます。 URLを開く フォルダ、ファイルでも十分便利ですが、URLも開くことができます。 URLを指定すればブラウザを起動し、そのページを開きます。私はあまり使いませんが一応ご紹介まで。 アプリケーションを開く 前述の通り、txtファイルを指定することでテキストエディタで開くことは出来ましたが、「別のエディタで開きたい」ということもあると思います。 その際はopenコマンドに-aオプションを指定することでアプリケーションを開くことができます。 エイリアスを設定する コマンドラインからCotEditorでテキストファイルを開くことはできましたが、毎回CotEditorのパスを入力するのは手間ので、エイリアスを設定しましょう。 ホームディレクトリにある.bashrcにエイリアス設定を追加します。 これでエイリアスの設定ができましたのでcotコマンドでCotEditorを開くことができます。 まとめ いかがだったでしょうか。私はマークダウンエディタで開くためにTyporaのエイリアスを設定したり、VSCodeのエイリアスを設定したりしています。非常に便利ですのでMacをお使いのユーザーはぜひお試しください。
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[Mac]環境変数PATHを削除する
こんにちは、ソリューションの五十嵐です。 普段はMac純正のターミナルアプリを使用していますが、Hyperというターミナルアプリがおしゃれで気になっていました。 https://hyper.is/ 試しにインストールしてみましたが、Hyper上で起動したvimが重い。。。 調べたところによると「.bash_profileで不要なexportが多くなるとlsコマンドが遅くなる」との記事を発見。 これが原因かも、と思いPATHを確認・・・ こ、これは・・・ ちょっと試してみようと思ったGoやらScalaやらRustやらNimやらのPATH一度だけ使ったAndroidSDKのPATH何故か残っているrvmのPATHなどなど、明らかに不要なPATHがひしめき合っていました。 これが原因とは断定できませんが気持ち悪いので一旦すべてクリアしようと考えました。 まずは.bash_profileでexportしている部分をすべてコメントアウト。再度source .bash_profileして結果を確認します。 まだ少し残っていますね。 Rustのcargo、ImageMagick、Mono、Wireshark、そしてrvm /etc/paths.dを参照してみます。 git以外は必要なさそうなので削除。 さらに/etc/manpaths.dも同様に。 再度確認。 cargoとrvmが生き残り・・・。 Rust Rustをアンインストールして確認 まだ残っているので.bash_profileに以下を追加してPATHを初期化 Rustは消えましたがrvmが残りました。。。 rvm まずは.rvmを削除してみることに。 まだ残っているので、「アンインストール時に不備があり、PATHだけ残ったのでは?」と考えました。そこで、もう一度rvmをインストールしてからアンインストール。 変わらず。。。 もう一度.bash_profileを見返してみました。 ・・・これは? 完全に見落としていました・・・。.profile内を完全に削除して再度確認。 やっとPATHが初期化されました。 まとめ PATHを掃除してみましたがHyperの動作についてはあまり変化がありませんでした。それでもPATHが綺麗になったのでひとまずは満足といったところでしょうか。今後はDockerでそれぞれ開発環境を用意し、ホスト環境を汚染しないようにしようと思います。 今回記事にまとめたPATHについては私が入社した当初、知識も経験も無い状態でネットの情報をそのまま.bash_profileにコピペしたりexportコマンドを実行したことが原因です。 黒い画面が苦手で、とりあえずコマンドをコピペしている方もいると思いますが、私のようにPCが汚れていくことになりますのでexportに限らず、コマンドを理解した上で実行しましょう。
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[Mac]デスクトップ整理で仕事効率UP!一瞬で片付ける魔法のコマンド
こんにちは、ソリューションの五十嵐です。ブログの記事を書く際に画面のスクリーンショットを撮影する事がありますが、外部に漏らしてはいけない情報を写さないように気をつけて撮影しています。 中でもデスクトップのスクリーンショットを撮影する際には、デスクトップにある書類を退避してから撮影するなど手間になります。。。 ところが、Macユーザーであればこの手間を軽減することができます。 defaultsコマンド Macにはdefaultsというコマンドが用意されています。このコマンドはシステムの設定値を取得、変更するコマンドなのですが、その設定値の1つにデスクトップのアイコンを表示するか否かの設定があります。 こちらがコマンド実行前の私のデスクトップです。 ではdefaultsコマンドで設定値を変更してみましょう。 設定値を変更することができましたがFinderを再起動しないと設定は反映されません。 以下のコマンドで設定を反映しましょう。 これでデスクトップが真っさらになったと思います。 元に戻す場合は以下で設定値をtrueにしましょう。 Finderの再起動も忘れずに。 コマンドが長い・・・ コマンドでデスクトップを綺麗にすることはできましたがご覧の通り、コマンドが長いです。。。毎日切り替えるわけでもないので、いざ使おうと思う時にはコマンドを忘れてしまっています。 そこで、この手順をShellScriptにしてみます。さきほどの設定値はreadオプションを指定することで0,1で取得できます。 これを判定して設定を逆転するようにします。 desktop_clear.sh 現在の設定を見て、設定を逆転しFinderを再起動するShellの完成です。 ShellScriptはchmodコマンドで権限を変更しないと実行することができません。 以下のように755権限に変更しましょう。 エイリアス化 私はShellScriptを~/Shells以下にディレクトリを作って保存していますので、今回のShellScriptのパスは~/Shells/DesktopClear/desktop_clear.shとなります。 つまりデスクトップをクリアするためのShellScript実行コマンドは以下の通りです。 コマンドが長いのでShellScriptにまとめたはずが、結局呼び出しコマンドが長くなってしまっています。 そこでこのShellScriptをエイリアスとして登録したいと思います。 .bashrcを開いて以下の通りにエイリアスを追加しましょう。 .bashrcを変更したら$ source .bashrcで変更を反映します。これでエイリアス設定ができましたのでdclearコマンドでデスクトップアイコンの表示を切り替えることができます。 まとめ 今回はデスクトップアイコンの非表示を方法をご紹介しました。 後半にご紹介したShellScript化、エイリアス設定はデスクトップアイコンの表示に限らず様々な便利機能を設定することができます 普段使用していて、もっと手軽に実行できるようにならないかな。と思っているコマンドがあれば、試してみてはいかがでしょうか。