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Adobe XDのレイヤー名をリネームする。「Rename it」プラグインの使い方
コーディングにおいて、まず取り組むことといえば、画像の書き出し作業だろう。この作業がリズムよく実施できるか否かによって、その後の進捗に影響するといっても過言ではない。少なくとも私は、その認識をもって一気にクリアしたい工程である。 Adobe XDの場合、書き出したファイル名は、レイヤー名に関わる。レイヤー名がそのままファイル名になるということだ。レイヤー名が未変更状態だと、「長方形 xxx」だとか「線 xxx」などの名称が反映されている。 したがってファイル名は、命名規則に沿った名称に変えなければならない。書き出し作業を面倒に感じるのは、きっとこの名前を付けて保存する工程があるからに違いない。 レイヤー名が命名規則に沿ったものであれば、苦労はないが、そこはマークアップエンジニアの守備範囲であることが多い。コーディングの都合で、グループにしたいレイヤーや分割して書き出したい場合が考えられるためである。 それではどのタイミングでリネーム作業をすれば良いのか?いかに効率よく行えばよいかは、そのときの都合や好みによるため一概に何がよいとは言い難い。状況にあわせて書き出しウィザードで名前を付けて保存したり、XD内のレイヤー名を修正したりすればよい。だがそのどちらもシームレスに行えるものではないと感じてしまう。 そこでもうひとつの選択肢になり得る「Rename it」プラグインを紹介したい。 Rename it プラグインについて Rename itは、レイヤー名リネームをサポートしてくれる。アートボード内のオブジェクト操作に関連してリネームが行えるため意識を逸らすことがない。 特徴 レイヤー名を変更できる 命名パターンが用意されている(レイヤー名、連番、アルファベット、etc.) レイヤー名を置換できる 使い方 Rename itは、ダイアログ操作によりリネームを行うことになる。まずはプラグインをインストールしてもらいたい。 インストール Rename itをインストールするには、Adobe XDツールバー「プラグイン」>「プラグインを見つける…」をクリックするとプラグインウインドウが開く。 つづいて、ウインドウ内の入力フォームに「Rename it」を入力すれば、対象プラグインのみリストアップされるはずだ。インストールボタンをクリックして完了させよう。 リネームする場合 オブジェクトを選択 ショートカットキーを押下「⌃+⌥+R」 リネーム文字列を入力 Renameボタンをクリック アートボード上のリネーム対象オブジェクトを選択した後に、ショートカットキー「⌃+⌥+R」押下。するとリネームダイアログが表示される。 Name フィールドに文字を入力して、Renameボタンをクリック。以上でリネーム完了となる。果たして、レイヤー名が変わっていることを確認できる。 置換する場合 複数オブジェクトorアートボードを選択 ショートカットキーを押下「⌃+⌥+⌘+R」 Find&Replaceに文字列を入力 Renameボタンをクリック 複数のオブジェクトを選択するか、アートボードそのものをアクティブにすることで置換対象として認識される。選択が済めば、おもむろにショートカットキー「⌃+⌥+⌘+R」を押下して構わない。置換ダイアログが表示される。 Findに検索文字列、Replaceに置換文字列を入力する。それにより選択中のレイヤーから文字列がマッチしていれば、一括で置換が完了する。テキストエディタの文字列置換と変わらない感覚だろう。 まとめ 「Rename it」プラグインによるリネーム方法をお伝えしてきたが、作業フローに組み込むに足る内容だっただろうか。 Rename itでも、やはり完璧なシームレスとはいかないが、アートボード操作中にリネームを行える。僅かでもフローが連動していれば、効率UPにつながるはずだ。 このエントリーが、あなたのクリエイティビティを刺激するものであると期待したい。
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[Mac]便利なopenコマンドをご紹介
Mac固有のopenというコマンドをご存知でしょうか? このコマンドは汎用性が高く便利なコマンドですのでご紹介します。 フォルダ、ファイルを開く まずはフォルダについて、cdコマンドでフォルダを移動して作業している中で、「このフォルダをFinderで表示したい」という時があります。せっかくターミナルでその作業フォルダに居るのにFinderを開いてフォルダを掘り下げていくのは二度手間です。そんなとき、openコマンドが役に立ちます。 以下のように作業フォルダ、もしくはフォルダのパスを指定してopenコマンドを実行するとFinderで開くことができます。 さらにopen対象をファイルにすれば適切なアプリケーションでファイルを開くことができます。 URLを開く フォルダ、ファイルでも十分便利ですが、URLも開くことができます。 URLを指定すればブラウザを起動し、そのページを開きます。私はあまり使いませんが一応ご紹介まで。 アプリケーションを開く 前述の通り、txtファイルを指定することでテキストエディタで開くことは出来ましたが、「別のエディタで開きたい」ということもあると思います。 その際はopenコマンドに-aオプションを指定することでアプリケーションを開くことができます。 エイリアスを設定する コマンドラインからCotEditorでテキストファイルを開くことはできましたが、毎回CotEditorのパスを入力するのは手間ので、エイリアスを設定しましょう。 ホームディレクトリにある.bashrcにエイリアス設定を追加します。 これでエイリアスの設定ができましたのでcotコマンドでCotEditorを開くことができます。 まとめ いかがだったでしょうか。私はマークダウンエディタで開くためにTyporaのエイリアスを設定したり、VSCodeのエイリアスを設定したりしています。非常に便利ですのでMacをお使いのユーザーはぜひお試しください。
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React Hooksに対応した複数のonChangeハンドラを処理する書き方
Functional Componentにおける複数のonChangeハンドラを一元的に処理するコールバック関数をお伝えしたい。 まずフォーム項目の操作は、onChangeハンドラが必要で、記述がなければwarningが発生するケースもある。input要素を有するコンテンツに限れば、必須イベントハンドラといえる。 そしてinput要素がひとつということも考えにくく、複数のinput要素から構成されることが予想される。たとえばログインフォームにしても、メールアドレスとパスワード、ログイン保持などが考えられるが、そのどれもstate変化によって成り立つ。 すなわちonChangeハンドラが必要となるが、それぞれでコールバック関数を定義していては効率が悪い。複数input要素があっても、ひとつのコールバック関数が処理できれば、もっとも効率がよいというものだろう。 コールバック関数の書き方 さて主題が、React Hooksを活用したコンポーネントにおける複数onChangeハンドラを処理する書き方だった。 React Hooksでstate管理するならば、おのずとFunctional Component設計になる。React Hooksは、旬なアーキテクチャであるが、Class componentで設計しなければならないケースもあることだろう。 したがってFunctional componentとClass componentの書き方を用意することにした。興味があれば目を通してみてほしい。 Class component Functional component まとめ Class component、Functional componentともに、大した差はないことが分かると思う。 イベントが発生したinput要素のname属性をstate名として、value属性をstate値として扱っている。果たして、stateを一元処理することになるわけである。 このエントリーが、あなたのクリエイティビティを刺激するものであると期待したい。 Reactアプリの多重クリックを防止する最適解とは?
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JWT(JsonWebToken)を使った認証付きGraphQL APIを作る
以前にGraphQL+MongoDB+graphql-composeという構成のGraphQL APIの実装についてご紹介させていただきました。 この構成のGraphQL APIにユーザ認証が必要になりましたのでJWT(JsonWebToken)を使った認証機構を追加しました。 JWT認証を作る JWTのパッケージをインストールします。 auth.jsを作成しJWT認証を実装していきます。 内容を見ていきます。まず、/login以外のURLで認証が必要になるように設定します。 JWTをリクエストヘッダに含んだ状態でアクセスしてもらうのでヘッダにトークンが存在しない(もしくはフォーマットが違う)場合はフォーマットエラーを返します。 ヘッダにトークンが含まれていればトークンをチェックして、可否を返します。今回は”secret”をシークレットワードとしています。 server.js server.jsを修正します。 先ほど実装したauth.jsをimportしましょう。 /loginをPOSTで設定し、リクエストパラメータ(user_id, password)を受け取って認証します。 今回はサンプルなので固定値でチェックし、ログインできればJWTを作成して返却します。 authentication(app)をgraphqlの前に追加することで/graphqlはログインが必要となります。 サーバを起動しPostmanからログインAPIを叩いてみますが・・・。 パラメータが取得できません。。。 bodyParser 毎回忘れるのですが、bodyParserのurlencodedを設定しないとパラメータ取得ができません。以下をserver.jsに追加します。 もう一度Postmanで試します。 これでログイン認証に成功し、JWTを取得することができました。 取得したJWTをヘッダに設定してGraphQLのQueryをPOSTしてみます。 無事、データを取得することができました。 ヘッダを設定しない場合は以下のようにエラーとなりますので、これで認証付きGraphQL APIの完成です。 まとめ GraphQLにアクセスする前にログインAPIを叩くのではなくGraphQLで認証する方法もあるようです。 そちらについても機会があれば検証を行い、記事にしてみたいと思います。 今回使用したコードはこちらです。 https://github.com/aizulab-igarashi/graphql_compose_auth
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Markdownエディタ「Typora」「boostnote」どっち使ったらいい?比較してみた
私はいま、Typoraかboostnoteかで悩んでいる。これらはMarkdownエディタあるが、より使い勝手のいいツールを求めてエディタ沼にハマってしまっているわけだ。 このところライティングするようになって、Markdownエディタの重要性を再認識している。Markdownエディタを使う理由は、なんといっても骨子を組み立てる段階で意味付けできることだろう。 マークアップエンジニアにとって慣用語の「セマンティックWeb」に似ていなくもない。アウトラインを構成し、コンテンツに意味をもたせ、書き手読み手に正しく理解してもらう思想は馴染み深く感じてしまう。 Markdownエディタに求めることは、効率がよく記述を続けられて、意識を妨げないことだろう。操作に意識が割かれてアイデアが遮られるようであってはならない。 これは記事に起こして比較してみようではないか。と考えた次第である。この主題に興味がもてるようならば、お付き合いいただき参考にしてもらえると有り難い。 Markdownエディタとは Markdownエディタとは、Markdown記法に対応したテキストエディタのことでプレビュー機能が備わっている。意味付けした要素にスタイルが適用されて確認できる機能だ。 テキストドキュメント作成に重宝することから、ビジネスパーソンに広く利用される。エンジニアにも、Markdown記法は浸透していてREADME.mdを作成するシーンには欠かせないツールになっている。 テキストドキュメントの用意に際して、エクスポート機能を備えたエディタもある。別ファイル形式で共有するニーズに応えたものだろう。アジェンダや議事録の共有に役立ちそうだ。 Typora vs boostnote Markdownエディタについて、理解を深めることができた。それではさっそくTyporaとboostnoteを比較してみよう。 トレンドで比較 どちらとも言えない接戦を観せている。平均値ではboostnoteに軍配が上がるが、今日現在ではわずかしか違わない。当エントリーに興味を寄せるあなたにおいても、この程度の点差では判断しかねることだろう。 そもそもモノゴトは、平均値で傾倒するわけではない。いずれかの特徴が基になっていつの間にか常用しているのではないだろうか。 チャートを注視してみるとそれぞれに特徴があることがわかる。 boostnoteは、比較的一定を保ち推移している。一方のTyporaは、ときどき活気を見せる。 検索結果ボリュームで比較 Typoraの関連ページがボリュームで勝っている。boostnoteより3.5倍超インデックスされていて関心の高さが窺える。 これはTyporaのローンチ時期が大きな要因だろうと思う。先行によるリードは侮れない。 しかしながらGoogleいわく、「検索結果ボリュームは正確な数値ではない」と明示している。あてにならない数字ということだ。 とはいえ漠然と関心を寄せた人が、boostnoteよりTyporaが多いことは確かなようだ。 UIで比較 双方ともにカラムレイアウトで、エディタとしては一般的なインターフェースをしている。boostnoteの左カラムは開閉式になっていて、閉じたときの雰囲気はTyporaと変わりないように見える。 いずれにしてもエクスペリエンスを感じることができる。UIが作り込まれているからこそ質の高いUXを提供できるのだろう。 ツールとのコミュニケーションが得やすいというのは、エクスペリエンスが高い所以である。なにができるのか、なにをしてくれるのか、これからなにが発生するのか、ツールと話せることが重要だ。 たとえば、話題が噛み合う人物とのやり取りを想像してみてほしい。モチベーションの高い人物とのコミュニケーションは、ワクワクさせてくれる。そこから得られるエクスペリエンスは少なくない。 このように質の高いツールとならば良い関係を築ける。Typoraとboostnoteにはその資質があるのではないだろうか。 機能で比較 これまでトレンド、検索結果ボリューム数、UIで比較してきた。とはいえもっとも気になるのが機能面だろう。 互いにポイントとなる事柄をリストアップしてみた。 Typora OS依存なし 常時シームレスプレビュー ソースコード/タイプライター/フォーカスモードがある エクセル&スプレッドシートの表組みをコピペできる スクリーンショット機能がある 複数テーマが用意されている コードブロックがシンタックスハイライトされる メニューバー項目が日本語 boostnote OS依存なし ライブ/シームレスプレビューの切替ができる 「Markdown note」と「Snippet Note」がある Snippet Noteにソースコードをメモ書きしておける Snippet Noteはインデントおよびタブサイズを設定できる コードブロックにコピーボタンがある コードブロックに色の対比があって判別しやすい 国産 UIにおいては、それほど違いを感じなかった両ツールだが、機能面ではちゃんと個性をアピールしているのがわかる。…
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ログインShellをfishにして作業効率を改善する
こんにちは、ソリューションの五十嵐です。 ログインShellとしてzshを使用しているのですがイマイチzshを使いこなせておらず、bashと比べても作業効率が良くなっているようには思えませんでした。 そんな中fishの記事を拝見して興味を持ったので試してみました。 ちなみにGoogleでfishについて調べるとfishがなんとなく良いものだとわかります。 インストール 私はMac環境ですのでHomebrewでインストールします。 ログインShellに設定できるように/etc/shellsの末尾に/usr/local/bin/fishを追加します。 以下のコマンドでログインShellに設定します。 ターミナルを開いてfishになっていればOKです。 プラグイン管理 プラグイン管理のためFishermanをインストールします。 他にoh-my-fishというプラグインマネージャもありましたが、zshの時に使用していたoh-my-zshがイマイチ使いこなせていなかったので似た名前のこちらは選択肢から外しました。oh-my-zshとの関係性は無いと思いますが名前が受け付けなかったので。。。 テーマ変更 デフォルトでも良いのですがせっかくなのでテーマを変更します。 テーマは以下のページから選びましょう。 https://github.com/oh-my-fish/oh-my-fish/blob/master/docs/Themes.md 選んだテーマをfishermanでインストールします。 デフォルトでPowerlineフォントが有効になっているので以下のように表示が崩れます。 Powerlineフォントをインストールしても良いのですが元々使用していたRictyフォントを使用したかったのでPowerlineフォントを無効にします。 このままでは再起動時に元にもどってしまうので.config/fish/fish_configに追加しましょう。fish_configが存在しない場合には作成してください。 テーマについては以下のコマンドを実行することでブラウザから変更することもできます。 使用感 fishはコマンド入力中に履歴から補完してくれる機能があります。試しに以下のような階層ディレクトリに対してcdコマンドを実行してみます。 cdのパスに対しての補完でしたがコマンドのオプションなども補完してくれるので以下のようにdockerコマンドのオプションも補完してくれます。dockerコマンドにシンタックスハイライトが効いているのもポイントですね。 このシンタックスハイライトは以下のようにコマンドが正しいかどうか実行前に判断することができます。 まとめ 実際にfishを使ってみてかなり良い印象を受けました。bashやzshよりも情報が少ないので設定でつまづくかな、と思ったのですがそもそも設定しなくても使えるほど優秀なので杞憂でした。 POSIX互換が無いというところで問題なることがあるかもしれませんがzshよりは使いやすい印象ですので、しばらくはfishをログインShellとして使ってみようと思います。
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[Mac]環境変数PATHを削除する
こんにちは、ソリューションの五十嵐です。 普段はMac純正のターミナルアプリを使用していますが、Hyperというターミナルアプリがおしゃれで気になっていました。 https://hyper.is/ 試しにインストールしてみましたが、Hyper上で起動したvimが重い。。。 調べたところによると「.bash_profileで不要なexportが多くなるとlsコマンドが遅くなる」との記事を発見。 これが原因かも、と思いPATHを確認・・・ こ、これは・・・ ちょっと試してみようと思ったGoやらScalaやらRustやらNimやらのPATH一度だけ使ったAndroidSDKのPATH何故か残っているrvmのPATHなどなど、明らかに不要なPATHがひしめき合っていました。 これが原因とは断定できませんが気持ち悪いので一旦すべてクリアしようと考えました。 まずは.bash_profileでexportしている部分をすべてコメントアウト。再度source .bash_profileして結果を確認します。 まだ少し残っていますね。 Rustのcargo、ImageMagick、Mono、Wireshark、そしてrvm /etc/paths.dを参照してみます。 git以外は必要なさそうなので削除。 さらに/etc/manpaths.dも同様に。 再度確認。 cargoとrvmが生き残り・・・。 Rust Rustをアンインストールして確認 まだ残っているので.bash_profileに以下を追加してPATHを初期化 Rustは消えましたがrvmが残りました。。。 rvm まずは.rvmを削除してみることに。 まだ残っているので、「アンインストール時に不備があり、PATHだけ残ったのでは?」と考えました。そこで、もう一度rvmをインストールしてからアンインストール。 変わらず。。。 もう一度.bash_profileを見返してみました。 ・・・これは? 完全に見落としていました・・・。.profile内を完全に削除して再度確認。 やっとPATHが初期化されました。 まとめ PATHを掃除してみましたがHyperの動作についてはあまり変化がありませんでした。それでもPATHが綺麗になったのでひとまずは満足といったところでしょうか。今後はDockerでそれぞれ開発環境を用意し、ホスト環境を汚染しないようにしようと思います。 今回記事にまとめたPATHについては私が入社した当初、知識も経験も無い状態でネットの情報をそのまま.bash_profileにコピペしたりexportコマンドを実行したことが原因です。 黒い画面が苦手で、とりあえずコマンドをコピペしている方もいると思いますが、私のようにPCが汚れていくことになりますのでexportに限らず、コマンドを理解した上で実行しましょう。
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Adobe XDにGoogleマップを表示する。Maps generatorプラグインのススメ
Webサイト制作で地図コンテンツを配置することも、少なくない。というよりコーポレートサイトには欠かせない要素のひとつといえる。そしてそのほとんどがGoogleマップで、お客様におかれてもGoogleマップ以外の選択すら考えていないほど確実にである。 私は、モックアップ作成時に地図コンテンツ配置が要求された場合、往々にしてGoogleマップのキャプチャを用いるわけだが、この工程を煩わしく感じてしまう。ブラウザでGoogleマップを開き、該当プレイスを表示する。大きめにキャプチャして、対象オブジェクトにクリッピングマスクをかける。そして表示位置を調整する。面倒くさい。 工程を増やすことで研ぎ澄ましていく類のものと違い、制作の現場では可能な限り無駄を省かなければならない。とはいえもちろん省くなかにも、見極めが大切だと考えている。 たとえば、デザイン装飾のクオリティを上げる工程は重要なことであり、省いてはならない。その一方で、画像を書き出す作業は、省略できそうなものだ。 この違いには、なにがあるのだろうか? 私の理解では「ゴールが見えていて、そこまでの過程が面倒だと感じるか否か」であるが、あなたなりの理解でこのエントリーを読み進めていただけると幸いだ。 さてGoogleマップをアートボード上に表示する作業は、間違いなく省きたい作業に該当する。あなたがAdobe XDで作業しているならば、この工程を省略できるプラグイン「Maps generator」を紹介したい。使えるかどうか検討してみてほしい。 Maps generator プラグインについて Maps generatorは、Adobe XDアートボード上にGoogleマップを表示する効率UPを図れるプラグインだ。このプラグインは、Google Maps APIを使用して地図を生成している。したがって、Webブラウザに表示する場合と遜色がないはずだ。 特徴 地名、または緯度経度を入力するだけで取得できる マップタイプやズーム値を変えられる ロケーションピンの有無を選べる 使い方 Maps generatorは、ダイアログを操作して使うタイプのプラグインとなっている。まずはMaps generatorプラグインをインストールしてもらいたい。その手順はとても簡単だ。 インストール インストールの手順を示していこう。まずはAdobe XDのツールバー「プラグイン」>「プラグインを見つける…」をクリックしてほしい。 果たして、つぎのモーダルウインドウが開く。モーダルウインドウからプラグイン検索を行おう。入力フォームに「maps generator」と入力する。すると対象プラグインの「Maps generator」が表示されるはずだ。インストールボタンをクリックして完了させよう。 マップを表示する まずはアートボード上に、マップ表示用のオブジェクトを配置する。 オブジェクトがアクティブな状態で、ツールバー「プラグイン」に「Maps generator」が表示されていることを確認できたらクリックしよう。 果たして、つぎのダイアログが開く。ダイアログには、 Location Zoom Level Map Type Location Pin Enter Styles json の設定項目が設けられている。Locationに目的地、あるいは緯度経度を入力。Zoom Levelでズーム値を変更。Map Typeで地図の種類を選択。Location Pinでピンの有無を切り替え。Enter Styles jsonでマップに装飾を与える。設定が決まったら「Generate Map」ボタンをクリックする。 果たして、Googleマップが表示される。ご覧のとおりオブジェクトぴったりにGoogleマップが配置されてるのがわかると思う。 これにてMaps…
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AndroidでFirebaseを使ったPush通知(FCM)を実装する
初めまして 会津ラボでAndroid開発を担当している横山です AndroidでPush通知と言ったらFCM(Firebase Cloud Messaging)ですよね 今回はそんなおなじみの機能を Firebase の設定からテストまで備忘録として記載しようと思います Firebaseの設定 まずはFirebaseへFCM用のプロジェクトを追加しましょう Firebase Consoleへアクセスし、「プロジェクトを追加」から新規プロジェクトを作成します プロジェクトの追加が表示されるので任意のプロジェクト名を入力し、「次へ」をクリックします 新しいプロジェクトのデータ共有のカスタマイズが表示されますが、今回は動作を確認するだけなので割愛し「プロジェクトを作成」をクリックします しばらくするとプロジェクトが作成されますので、「次へ」をクリックします Project Overview が表示されるのでAndroidアプリを追加するためアイコンをクリックします Android パッケージ名とアプリのニックネームを入力し「アプリを登録」をクリックしますデバッグ用の署名証明書 SHA-1は後ほど入力するのでここでは省略します 次に設定ファイルをダウンロードします 「google-services.json をダウンロード」をクリックしますダウンロードが完了したら「次へ」をクリックします Firebase SDK の追加ですが次の項で行いますのでそのまま「次へ」をクリックします 下記画面が表示されると思いますが後ほどアプリで疎通確認を行いますので「このステップをスキップ」をクリックします 次は FCM を実装するための前準備を行っていきます 前準備 まずSHA1を確認するために、新規プロジェクトを作成します 私の環境を参考のために載せておきます Android Studio で Empty Activity のプロジェクトを作成します Package name は Firebase の設定で指定した Android パッケージ名を指定しなければいけないので必要があれば変更します Firebase の設定で省略したSHA-1の設定を行います 右側タブの Gradle を開き<app name> -> :app…
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[Mac]デスクトップ整理で仕事効率UP!一瞬で片付ける魔法のコマンド
こんにちは、ソリューションの五十嵐です。ブログの記事を書く際に画面のスクリーンショットを撮影する事がありますが、外部に漏らしてはいけない情報を写さないように気をつけて撮影しています。 中でもデスクトップのスクリーンショットを撮影する際には、デスクトップにある書類を退避してから撮影するなど手間になります。。。 ところが、Macユーザーであればこの手間を軽減することができます。 defaultsコマンド Macにはdefaultsというコマンドが用意されています。このコマンドはシステムの設定値を取得、変更するコマンドなのですが、その設定値の1つにデスクトップのアイコンを表示するか否かの設定があります。 こちらがコマンド実行前の私のデスクトップです。 ではdefaultsコマンドで設定値を変更してみましょう。 設定値を変更することができましたがFinderを再起動しないと設定は反映されません。 以下のコマンドで設定を反映しましょう。 これでデスクトップが真っさらになったと思います。 元に戻す場合は以下で設定値をtrueにしましょう。 Finderの再起動も忘れずに。 コマンドが長い・・・ コマンドでデスクトップを綺麗にすることはできましたがご覧の通り、コマンドが長いです。。。毎日切り替えるわけでもないので、いざ使おうと思う時にはコマンドを忘れてしまっています。 そこで、この手順をShellScriptにしてみます。さきほどの設定値はreadオプションを指定することで0,1で取得できます。 これを判定して設定を逆転するようにします。 desktop_clear.sh 現在の設定を見て、設定を逆転しFinderを再起動するShellの完成です。 ShellScriptはchmodコマンドで権限を変更しないと実行することができません。 以下のように755権限に変更しましょう。 エイリアス化 私はShellScriptを~/Shells以下にディレクトリを作って保存していますので、今回のShellScriptのパスは~/Shells/DesktopClear/desktop_clear.shとなります。 つまりデスクトップをクリアするためのShellScript実行コマンドは以下の通りです。 コマンドが長いのでShellScriptにまとめたはずが、結局呼び出しコマンドが長くなってしまっています。 そこでこのShellScriptをエイリアスとして登録したいと思います。 .bashrcを開いて以下の通りにエイリアスを追加しましょう。 .bashrcを変更したら$ source .bashrcで変更を反映します。これでエイリアス設定ができましたのでdclearコマンドでデスクトップアイコンの表示を切り替えることができます。 まとめ 今回はデスクトップアイコンの非表示を方法をご紹介しました。 後半にご紹介したShellScript化、エイリアス設定はデスクトップアイコンの表示に限らず様々な便利機能を設定することができます 普段使用していて、もっと手軽に実行できるようにならないかな。と思っているコマンドがあれば、試してみてはいかがでしょうか。