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育児休業を1年とって思ったこと 〜序〜
昨年めでたく第一子を出産し復帰いたしましたsushiです。産前休業を含めると、なんと一年以上業務から離れておりました。こんな長いお休みは社会人生活初でございました。ありがとうございます。 弊社のブログではプログラマの皆さんがいろんな開発記事を載せてくれているので、私は嗜好を変えて育休体験談をお話させて頂こうと思います。 会津ラボでは女性の育休取得は私が初めてですが、その前にも男性社員が育休を取得したり、取得しやすい雰囲気ではありました。ただそれでも初めての事ばかりで全体感を掴むまでに苦労したのでその辺りをお話しできたらなと。 スケジュール ざくっと妊娠〜出産〜育休のスケジュールを説明します。 「子どもができたなぁ。」となってから復帰までは、あっという間でしたが1年10ヶ月もありました。人によっては産休だけだったり、育児休業を早めに切り上げたり、保育園が決まらなければ最大2歳まで延長できたりと期間は様々です。 男性の場合の育休は少し違っていて、産休がない分産後の育休は生まれてすぐ取得できます。でも初めての男性の育休取得では、会社として取得できるよう取り組んだ場合には助成金が出る制度もあるようです。 全体の流れやお金、手続きなど全然知らないことばかりで大変でした。特に心配だったのがお金のこと!このあとじっくりお話しします。 知りたい!お金のこと 出産にまつわるお金はいくつかあります。あくまで会社員で育休を取得したわたしの場合をご説明。妊娠を機に仕事をやめる場合や元々仕事をしていないなど、条件で色々変わります。 妊娠中 ・妊婦検診費用の助成 市町村ごとに定期的な妊婦検診を実施しています。会津若松では妊娠届出書を提出すると母子手帳と助成金クーポン的な妊婦健康診査受診票がもらえました。全国的に何かしら検診費用の助成があると思いますので調べてみてください。里帰り出産での追加検査や薬以外ではほぼ費用はかかりませんでした。 出産後 ・出産育児一時金 42万円が支給されます。出産する病院で直接請求してくれたので特に自分でやる手続きはありませんでした。(出産育児一時金直接支払制度)病院で事前に聞いておくと安心です。 特別リッチな病院じゃなければ出産費用はほとんど賄えますが、わたしの場合はお産前後に入院したため追加で十数万かかりました。幸いにも自分で入っていた医療保険で賄えたので、自分で加入している保険の内容(手術に異常分娩が含まれるか、入院日額いくらもらえるかなど)をチェックしといたほうがいいです。 ・出産手当金 産休(産前休業・産後休業)を対象として、1日平均標準報酬日額の2/3の金額がもらえます。ただまとめて産後に請求、支払いとなるのでちょっと生活費の準備が必要ですね。 出産した病院の記載と会社の記載が必要なので、とりあえず病院で記載してもらえば産後にゆっくり申請できます。 育児中 ・育児休業給付金 育児休業中の給付金です。半年までは賃金の67%、半年以降は50%が支給されます。基本は2ヶ月ごとの申請です。67%と言ってもピンときませんが手取り賃金と比べると休業前の約8割が支給されるイメージです。また給付額を80%にする検討がされているみたいなので今後上がるかも・・。 手続きは会社でやってくれました。(タイミングは産休終了後)親切にも1ヶ月ごとに申請していただけたので毎月収入があり大変助かりました! その他 ・パパママ育休プラス 終わってから内容が理解できたため使うことができませんでしたが、育児休業の取得期間の一年間で、パパとママでずらして取得し半年ずつ67%の給付額で育休を取ったりできる制度です。 給付額が多いうちに復帰するけれど一年間は子どもが見られるためうまく使えば便利ですよね! まとめ 出産にかかる費用については雇用保険などの国の制度で、あまり個人の負担がかからないようになっています。失業保険などと同じようなイメージですね。ちょっと節約すれば貯金がなくてもどうにかなるかも・・・。 育休前は「復帰できないんじゃないか」「やめなくちゃいけないんじゃないか」など出産とか育児についてネガティブなイメージがありましたが、自分が充実した育休を取れたことでいろいろなことに気づくことができました。それも会社の理解と柔軟な対応や、みんなの協力のおかげだと思っています。 このような企業が増えていけばきっと女性が働きやすい世の中や、子どもが増える世の中を作っていけるのではないかと期待しています。 よーし!これからもっと頑張るぞ! 結局、生きるためには仕事と生活両方大切! 会津ラボではキャリアプランとライフプランをそれぞれに考えてもらい自分企画書を作成します。それぞれに合った仕事の仕方や、ライフイベントのタイミングでは働き方なども調整可能です。コロナ渦の現在ではテレワークも活用し新しい働き方も進めています。 育休体験談を長々とお話しさせていただきましたが、そんな働きやすい会津ラボで、あなたも一緒に働いてみませんか? ※記載内容については簡易的な表現であったり、古い表現や間違いなどがある可能性があります。念のため情報の確認をお願いいたします。
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デザイナーwって
若かりし頃、「デザイナーw」って思っていました。 あの当時、デザイン科といえばおしゃれなかっこをしていて、iPodに刻印しちゃったり、イケイケなイメージ。 我々絵画系とは完全に別の世界の住人だと思っておりました。(筆者は絵画系出身のため) 作るものはきれいですが、心が持ってかれるような感覚になる作品はなく(ろくに見ていなかったかも・・)、デザインってなんだろう、デザイナーってなんだろう・・と。絵画って、自分の気持ちや考えを表現することができるので、デザインの人たちは、なんで自分を表現しないのだろうと常日頃考えていたものです。 さて、あっという間に16年の月日が過ぎ、現在開発会社でデザイナーをしている私wです。 むしろwの位置は変わり、「現在開発会社でデザイナーをしている私wです。」でしょうか。自分に対してのwポイント増加中ですがデザイナーにはなくなりました。 なぜ、「デザイナーw」じゃなくなったか 昔って、「ものつくり」=「自己表現」だと思っていたんですね。 「絵画って、自分の気持ちや考えを表現することができる」って言いましたが、逆を言うと外部っていなくても成立するんです。(モチーフや表現先としてはいるかも) だから、最大限自分の心をさらけ出したり擦り切らせたり、傷ついたり喜んだり、そういうMax値が必要で、ものづくりと作品作りはイコールではなく・・。「作品作り」=「自己表現」ではあるかもしれないけど。 で、デザインでいうものつくりはなんだろうってーと、 「ものづくり」=「実現」 デザインって、他者ありきなんですよね。むしろ、他者しかいないw。Max値とか出されると困っちゃうw。とても客観的である必要があります。 自分は出さず、他者と他者をつなげて実現するのがむしろお仕事というか。 例えば、お客さんと開発者をつないだり、サービス提供者とユーザーをつないだり、きれいに・おしゃれにレイアウトすることは仕事の一部分でしかなく、大部分はわかり易さや使いやすさを考えたり、ひととひとを繋ぐことが重要で。ただ繋ぐだけなら透明人間になればいいんですが、むしろ通訳したり変換したり、改良したりしながら繋いでいくので結構骨が折れる・・。 そんなことを日々やっていると 「デザイナー」って面白いな、と思うようになりました。 いろんな情報に関わったり、いろんな目線を体験したり、いろんなものをつなげたりできるので、自分は開発会社のデザイナーに向いているのかもしれません。 ぜひ若いデザイナーの方にはデザインを広く捉えて欲しいなと思います。 ビジュアルをきれいにすることが好きでデザイナーになる人も多いと思いますが、決まったやり方で整形するだけならロボットやオペレーターで十分かもしれません。自分にしかできないやり方を見つけれれば、長く続けられる仕事だと思います。 あ、そうそう、「ものづくり」=「実現」のスタンスでやる場合の大きな注意事項があります。この場合「誰か」の実現したいことを表現することが多くなるとは思うんですが、ここで、「人のせい」にするのは絶対にダメです。あくまで、「誰かのために、自分の能力・思考・技術を使って、責任を持って表現する」のがデザイナーです。ここんとこ履き違えるとこじらせて人間社会で生きていけなくなるのでお気をつけください!!! 実際、考えと基礎力と吸収力があれば、どうにかなるw。 これらは私の「デザイナー像」です。皆さんもぜひ、自分の「デザイナー像」見つめて見てください。 以上、そんなお話でした。